WINTERP
Motifを組み込んだLispインタプリタ。プログラムが動いている最中にインターフェースを作り直せた。
HP LabsのNiels Mayerが、David Betzの小さなXLISPをもとに1989年ごろ作ったのがWINTERP(Widget INTERPreter)だ。Motifの各ウィジェットはLispオブジェクトとなり、Emacsからソケット経由で式を送れば、実行中のプログラムでボタンを作り、色を変え、新しいコールバックを付けられた。結果はコンパイルも再起動もなしに即座に見えた。
C言語のMotifプログラムでは、余白を一つ直すたびにmakeが必要だった時代に、これは画期的な作業スタイルだった。WINTERPはX11R4とR5のcontribディレクトリに収められ、プロトタイプや社内ツールに使われたが、広くは普及しなかった。スクリプト言語でツールキットをつなぐという同じ発想は、結局Tcl/Tkによって主流になった。