IT用語集 › プログラミング › WarpPointer

WarpPointer

プログラミング Svenska → 更新: 2026-10-23

ユーザーに代わってマウスポインタを動かすX11のリクエスト。技術的には単純だが、人間関係的には厄介である。

XWarpPointerは、ポインタを目的ウィンドウ内の位置へ、あるいは目的ウィンドウを指定しなければ現在位置からの相対位置へ動かす。ソースウィンドウと矩形を条件として指定すると、ポインタが現在その内側にあるときだけワープが起きる。すでに別の場所へ動かしたユーザーのマウスを奪わないための仕組みだ。サーバーは、手でマウスを動かした場合と同じ移動イベントとクロッシングイベントを生成する。

ICCCMは、クライアントが原則としてポインタをワープさせるべきでないと明記している。勝手に動くマウスほど敵意を感じさせるものは少ないので、これは妥当だ。それでも使われる。フォーカス追従型のウィンドウマネージャは、フォーカスを移したウィンドウへポインタを飛ばすし、昔のゲームは動きのたびにマウスを中央へ戻して差分を数えることでマウスを捕捉していた。XInput 2やポインタバリアというより良い手段が登場するまでの話である。

← 用語集に戻る