ワウペダル
共振するバンドパスフィルターの中心周波数を足で掃引し、ギターに「ワウ」としゃべるような音を与えるペダル。
1966年、トーマス・オルガン社傘下のWarwick Electronicsで、ブラッド・プランケットがVoxのアンプの中域切り替えスイッチを使って作り上げた。スイッチをシーソー式ペダル下のポテンショメーターに置き換えたもので、製品はVox Clyde McCoy、のちにCry Babyとして売られた。回路は質素で、トランジスタ1つ、インダクター、中域を掃引する高Qのフィルターだけである。
ジミ・ヘンドリックスはこれを楽器の域に引き上げ、1970年代のファンクや映画音楽は逆に陳腐な定番にしてしまった。オートワウ(エンベロープフィルター)は、エンベロープフォロワーを介して演奏の強弱でフィルターを動かす。このペダルがほとんど変わらないまま売れ続けているのは、インダクターと足に勝る改良がいかに難しいかを物語っている。