vRAN(仮想化RAN)
専用のベースバンド装置ではなく、汎用のx86サーバー上でRANソフトウェアを動かす方式。クラウドネイティブでコンテナベース。Open RAN運動の一部で、2024年以降の新設の携帯網では標準になっている。
楽天モバイル(日本、2020年)が、全国規模で初のオールvRANネットワークを稼働させた。ハードウェアはIntel Xeon Scalableに、アクセラレーター(Intel ACC-100、Marvell OCTEON)を組み合わせる。ベンダーはMavenir、Parallel Wireless、NEC、Samsungなど。難所は性能で、汎用ハードウェア上のリアルタイム信号処理には、徹底した最適化とFEC・チャネル符号化用のハードウェアアクセラレーターが要る。近年はAWSやMicrosoft Azureがプライベート5GとvRANのマネージドサービスを提供している。費用面では、設備投資(CapEx)は汎用機で下がるが運用費(OpEx)は管理の手間で増え、正味の節約額ははっきりしない。