VFD
詳細情報
- 開発
- ISE電子
- 登場
- 1967年
- 種別
- ディスプレイ技術
ビデオデッキや電子レンジ、レジ端末の青緑色に光る表示。生き残ることをやめなかった平たい真空管である。
実用的な蛍光表示管(VFD)を最初に作ったのは日本のISE電子(伊勢電子工業)で、1967年のことだった。平たく排気したガラス容器の中に、フィラメント陰極、制御グリッド、蛍光体を塗った陽極が入っている。電圧をかけたセグメントが特有の青緑色に光り、明るく、視野角が広く、寒い場所でもLCDのように反応が鈍らない。日本の家電が普及させ、無数のビデオデッキで点滅していた「12:00」は、まさにVFDだった。
小売の現場では今もレジのカスタマーディスプレイとして現役で、売り場の向こうからも数字が読める必要がある。ノリタケ伊勢電子と双葉電子工業が今もVFDを製造しており、愛好家は光そのものを楽しむために古い在庫で時計を作っている。