VcXsrv
詳細情報
- 開発者
- Marc Haesen
- 公開年
- 種別
- Xサーバー
- 前身
- Xming
- ソースコード
- github.com/marchaesen/vcxsrv
X.OrgのコードをVisual C++でビルドした無料のWindows用Xサーバー。Xmingの後を継ぎ、WSLgが登場するまでWSLでLinuxのGUIプログラムを動かす定番手段だった。
2009年、Marc HaesenはX.OrgサーバーをMinGWではなくMicrosoftのVisual C++でコンパイルし始め、そのビルドをSourceForgeで配布した。名前の由来はそこにある。Xmingが2007年のリリースで止まり、新しい版が寄付の壁の向こうに置かれたのに対し、VcXsrvはX.Orgのリリースに追従し、64ビット版を提供し、OpenGL用にMesaを同梱した。起動ツールのXLaunchはXmingと同じ選択肢を持つ。Windowsのウィンドウと混在する複数ウィンドウ、Xデスクトップ全体を収める1つの大きなウィンドウ、フルスクリーン、そしてUnixホストに対するXDMCPログインだ。
転機はWSLだった。WSL 1(2016年)にもWSL 2にもグラフィックス機能はなく、ディストリビューション上のLinuxエディタを使いたい人はDISPLAYをWindows側に向け、VcXsrvに受け取らせた。WSL 2では仮想ネットワーク経由になるため、実際には-acでアクセス制御を無効にする必要があり、ファイアウォールの設定が甘いと、ネットワーク全体に開かれたXサーバーが残った。2021年のWindows 11でWSLgが組み込みのWaylandサーバーとXサーバーを提供すると回り道は不要になり、VcXsrvはXming、Cygwin/X、Exceedと共有するニッチへ戻った。相手が本物のUnixマシンである場合だ。数年の停滞を経て、2024年にGitHubでリリースが再開された。