Tymnet
Tymshare社が時分割サービスの顧客に接続を提供するために始めたデータ網で、やがて世界最大級の公衆パケット網になった。
1970年代のTymshareはコンピュータの利用時間を販売しており、顧客は長距離電話をかけずにマシンへつなぐ手段を必要としていた。ラロイ・タイムズが1971年頃に設計したこの網は、米国各地の都市に小さなノードを置き、端末の通信をまとめて中央のコンピュータへ送る仕組みだった。ARPANETと違い、経路はスーパーバイザーが全接続を計算して一元的に決めた。
網は他のサービスにも開放され、データベース、銀行、航空会社が使う大手の公衆X.25網になった。1984年にマクドネル・ダグラスがTymshareを買収し、網は後にBTへ渡った。1980年代のハッカーにも愛され、市内のダイヤルアップ番号からほぼどこへでも行けることが知られていた。