trn
rnの後継としてスレッド表示を備え、Usenetの議論をばらばらの手紙の山ではなく会話として追えるようにしたリーダー。
1990年ごろ、ウェイン・デイヴィソンがラリー・ウォールのrnにスレッド機能を継ぎ足した。名前は「threaded read news」の略である。Referencesヘッダを使ってどの投稿がどれへの返信かを追跡し、スレッドの形を画面の隅に文字で描いた小さな木として表示したので、議論のどのあたりにいるのかが一目で分かった。操作はほぼrnのままで、乗り換えは楽だった。
1990年代前半、trnは大学のUnixマシンで標準的なリーダーであり、たいてい丹念に育てたキルファイルとセットで使われた。前任者と同じ.newsrcを読み書きし、記事はNNTPで取得した。競合のtinや後のslrnは初心者に優しかったが、trnの利用者はすでに習得の手間を払い終えており、もう一度払う理由を見つけなかった。