取引リスク分析(TRA)
PSD2で最も使われている強力な顧客認証(SCA)の免除。不正率が低いことを示せる事業者なら誰でも使える。
SCAに関する規制技術基準(委任規則(EU)2018/389、第18条)は、リアルタイムの分析で低リスクと判定された購入について、決済サービス提供者が二要素認証を省略することを認めている。上限額は提供者自身の不正率で決まる。リモートのカード決済では、不正率0.13%以下で100ユーロ、0.06%以下で250ユーロ、0.01%以下で500ユーロだ。
免除はアクワイアラと発行会社のどちらも申請できるが、申請した側は、その購入が不正だった場合の損失も負う。この仕組みは不正率を競争力に変える。不正を通さないほど、客がスマートフォンを探し回るチェックアウトは減るのだ。