トム・トラスコット
ARPANETに入るより安上がりだったため、1979年にジム・エリスとともにUsenetを発明したデューク大学の大学院生。
1979年の秋、デューク大学のトラスコットとエリスには、Unixマシンとモデムはあったが、ARPANETへの接続はなかった。接続には国防契約か、莫大な資金が必要だった。そこで考えたのは、マシン同士がUUCPで互いに電話をかけ、話題別に分けた投稿を交換することだった。近くのノースカロライナ大学のスティーブ・ベロビンが最初のシェルスクリプトを書き、1980年1月に、このシステムは「貧乏人のARPANET」としてUsenixで発表された。
トラスコットは、別の世界でもすでに知られていた。1970年代のコンピュータチェス選手権の常連だったチェスプログラムDuchessの開発に加わったのである。ただ、後に残ったのはUsenetのほうだった。創設者のどちらもそれで金を稼がず、これがネットワーク全体にまたがる最初の議論の場になるとも予想していなかった。