トークンクリプトグラム(TAVV)
ネットワークトークンに付いて回る使い捨ての値。トークンが、発行された本人によって使われていることを証明する。
ネットワークトークンは、ある意味でもう1つのカード番号にすぎない。何も添えなければ、盗まれたトークンは盗まれたPANと同じ価値を持ってしまう。そこでトークンサービスは、顧客が開始する決済のたびにクリプトグラムを要求する。加盟店またはウォレットが決済直前にこれを取得し、オーサリゼーションと一緒にアクワイアラー経由で流れる。VisaはこれをTAVV(Token Authentication Verification Value)と呼び、Mastercardで対応するのがDSRPクリプトグラムだ。
この値はトークンに紐づき、多くは金額や加盟店にも紐づいて、1回しか使えない。実店舗ではチップのARQCが同じ役割を果たす。3-Dセキュアが実施されたことを証明するCAVVとは別物だ。どちらも「何とか検証値」という名前なので、紛らわしいことこの上ない。