トビアス・エンゲル
詳細情報
- 代表的業績
- 携帯網へのSS7攻撃
- 発表の場
- Chaos Communication Congress(2008年、2014年)
携帯網内部のシグナリングを使えば、アクセスできる者なら誰でも端末の位置を割り出し、通話を盗聴できると示したドイツのセキュリティ研究者。
SS7は、通信事業者が通話の設定やローミングの処理に使う1970年代のシグナリング方式である。国営電話独占事業者という閉じた仲間内のために設計されたので、すべてのノードが他のすべてのノードを信頼する。2008年の25C3でエンゲルは、SS7にアクセスできれば電話番号だけから加入者のおおよその位置を引き出せることを示した。
2014年の31C3ではさらに進んで、追跡、通話の転送、傍受まで示した。同じ会議でKarsten Nohlも似た成果を発表している。問題はバグではなくアーキテクチャにあり、SS7へのアクセスは、あまり良心的でない事業者から借りることもできた。SMSコードは弱い第二要素だという今や定番の助言は、ここから来ている。