ティム・フォリン
ZXスペクトラムのビーパーを多声に聞こえさせ、のちにNESの音をプログレッシブ・ロックの域まで押し上げた英国のゲーム作曲家。
ティム・フォリンは1980年代半ば、まだ10代でスペクトラムの1ビット出力があたかも複数の声部を同時に鳴らしているかのように聞こえる曲を書いた。ビーパー音楽の離れ業として今も語り草である。その後コモドール64、Amiga、そして何よりNESへ移り、『Silver Surfer』(1990年)のサウンドトラックはNESの2A03チップから引き出された最も技術的に野心的な音とよく言われる。
兄弟のGeoff Follinと組むことが多く、『Plok』もその一つ。ただしゲームが曲ほど記憶に残るとは限らず、『Silver Surfer』は遊ぶより聴くほうがはるかに良い。2000年代半ばにゲーム業界を離れた。