テッド・ツォ
/dev/randomを書き、MITでKerberosを率いた、Unix世界で最も広く使われる二つのセキュリティ部品の生みの親であるLinux開発者。
セオドア・ツォ(Ted Ts'o)はフィンランド国外で最初期のLinux開発者の一人で、MITで初期のFTPミラーtsx-11を運用していた。1994年にカーネルの乱数生成器を書いた。割り込みやキー入力のノイズをエントロピープールに集め、/dev/randomと/dev/urandomから供給する仕組みで、ほぼすべてのUnix系OSがこの発想を真似た。
並行してMITではKerberos 5の技術リードを務め、IETFのIPsec作業にも参加した。セキュリティ以外では、e2fsprogsとext4ファイルシステムのメンテナとして知られる。CPU自身の乱数命令を無条件に信用することにも一貫して批判的で、その立場はスノーデン事件の後、さほど神経質には見えなくなった。