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岡本龍明

セキュリティ Svenska → 更新: 2026-10-24

MOV攻撃と藤崎–岡本変換の生みの親であるNTTの研究者。後者は今やポスト量子標準の内部に組み込まれている。

1993年、岡本は Alfred Menezes、Scott Vanstone とともに、特定の楕円曲線上の離散対数を、Weilペアリングを介して有限体上の問題に移せることを示した。そこでは解くのがはるかに容易になる。MOV帰着は攻撃だったが、その鍵となったペアリングは、後に建設的な暗号の一大分野の土台となった。

1999年には藤崎英一郎とともに藤崎–岡本変換を発表した。弱い安全性しか持たない暗号方式を、選択暗号文攻撃に耐えるものへ変換するもので、ランダムオラクルモデルでの証明が付く。その変種は ML-KEM をはじめ複数のポスト量子方式の中に生きている。その間の1998年には岡本–内山暗号も発表した。経歴の大半をNTT研究所で過ごしたが、鍵よりも頻繁に所属を替えがちなこの分野では、珍しいほど安定した持ち場である。

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