テープマーク
テープ上のファイル終端を示す特殊な記録パターン。内容を理解しなくても読み取れる、テープ流のファイル区切りである。
テープにはディレクトリがなく、ブロックの流れがあるだけだ。テープマーク(ファイルマーク)は、通常のブロック間ギャップより長い独特の記録パターンで、ドライブはこれをデータではなく特殊なステータスとして報告する。ソフトウェアはこれに当たるまで読み進めてファイルの終わりを知る。連続して2つ並べば、慣例ではテープの終端を意味する。
Unixの mt コマンドは今もこの考え方で動く。fsf(forward-space-file)はテープマークをN個先へ飛ばす。tar(tape archive)や dump はこのモデルを前提に作られた。ファイルを連結してマークで区切れば、バックアップ全体を1本のリールに流し込み、任意のファイルまで巻き戻せる。