超常磁性限界
粒子が小さくなりすぎて室温の熱でランダムに反転し、データがひとりでに消えてしまう限界点。
磁性粒子が向きを保てるのは、2つの状態の間のエネルギー障壁(粒子の体積と材料の保磁力に比例)が熱エネルギーに比べ十分大きいときだけで、その比が KuV/kT だ。面記録密度を上げようと粒子を小さくすると障壁が下がり、やがて熱だけでビットが反転し始める。これが超常磁性である。
この限界はミレニアム前後にハードディスクの終わりをもたらすと予測されたが、垂直記録、より保磁力の高い媒体、そして書き込みの瞬間だけ硬い粒子を柔らかくする熱アシスト記録(HAMR)によって先送りされてきた。