ストラングラーフィグ・パターン
古いシステムを一度に書き直さず、少しずつ置き換えていく手法。2004年にマーティン・ファウラーが命名した。名の由来は、宿主の木に巻きついて育ち、最後には宿主が枯れてイチジクだけが残る絞め殺しの木。
実際には、旧システムの前にプロキシやファサードを置いて、すべてのトラフィックをそこ経由にする。そのうえで個々のルートの向き先を変え、機能を一つずつ新実装へ移す。ルート単位で切り戻しもできる。旧システムは縮み続け、最後に電源を落とせる。対極にあるのが一括の全面書き直しで、2年かけて元のシステムに一歩及ばないリリースを作る、という定番の失敗コースである。インターフェースをきれいに切れる場合に向いており、データベースを共有していると難しい。その場合は先にデータの複製ステップを挟むのが普通だ。