静的リンク
ビルド時に、ライブラリのコードをすべて実行ファイルに取り込むこと。結果は外部の.so/.dllなしで動く大きなバイナリ一つになる。対になるのが動的リンク。
利点は、「DLL地獄」やライブラリのバージョン違いの混乱がなく、バイナリ一つで配布できること。欠点は、ファイルが大きくなる、プロセス間でコードを共有できない、セキュリティパッチのたびに再コンパイルが必要になる、など。静的リンクが基本なのはGo(デフォルト)、Rust、BusyBox、多くの組み込みバイナリだ。musl libcは静的リンクを前提に設計されている(glibcは推奨しない)。Alpine LinuxとDockerの最小イメージは静的バイナリと相性がよい。近年はWasmとコンテナが、リンク方式の議論そのものを迂回しつつある。