スター・ウォーズ・キッド
ケベックの15歳が2002年に自分を撮影し、誰にも見せるつもりのなかった映像。翌年に他人の手で公開され、本人の同意なく拡散した、ネット史上もっとも明白な事例になった。
ギスラン・ラザは学校のメディアルームで、ゴルフボール回収棒をライトセーバーのように振り回す自分を撮影した。テープはそのまま残され、同級生に見つかってネットに流れ、数か月で数百万回再生され、音声や視覚効果を加えた数百ものリミックスの素材になった。本人にとっては、通学が中断し、治療を受ける結果になった。家族は同級生の家族を訴え、2006年に和解した。この件は以来、サイバーいじめや肖像に関する権利を論じるほぼあらゆる場面で引き合いに出されている。ラザは2013年、法学生として沈黙を破り、以後はミームとしてではなく、ネット上で晒されることが人に何をもたらすかを語る活動家として公に発言している。