スプーリング
出力をいったんディスクに溜めることで、遅い周辺機器を自分のペースで動かし、プロセッサーを待たせない仕組み。
名前は後付けの頭字語で、Simultaneous Peripheral Operations On-Lineの略である。問題は1960年代のメインフレームでは切実だった。ラインプリンターやカードリーダーはプロセッサーより千倍も遅く、プログラムが直接書き込むと高価なマシンが遊んでしまった。解決策は、ジョブを高速なディスクやテープに書き出し、別のプログラムにそこからプリンターへ送らせることだった。IBM System/360のHASPが古典的な例である。「プリンターに送信」してすぐ操作が戻るたびに、同じ考え方が働いている。文書はまずキューに入るのである。スプーリングはマルチユーザー運用への早い一歩でもあった。