SMT無効化(セキュリティ)
サイドチャネル攻撃(L1TF、MDS、Foreshadow、RIDL、Zombieload)への緩和策として、同時マルチスレッディング(インテルのHyper-Threading、AMDのSMT)を無効にすること。OpenBSDは2018年にSMTを既定で無効にした。
SMTは兄弟スレッド間でL1キャッシュと実行ユニットを共有するため、タイミング攻撃によるスレッド間のデータ漏洩を招く。無効にすれば攻撃の一群をまとめて封じられるが、マルチスレッド性能が約30%失われる。AWSやGCPなどのクラウド事業者は、金融や医療向けにSMTを無効にした「コア専用」インスタンスを提供している。インテル第12世代以降のデスクトップCPUはHTを廃止した(軽いスレッドは高効率コアが担う)。データセンター向けサーバーCPUでは、今もSMTが既定で有効だ。テナント間の漏洩が現実の懸念となるマルチテナントのハイパーバイザーでは、無効化が推奨される。