SmartCard-HSM
ドイツのCardContactによるスマートカードで、HSMの働きの大半を、はるかに低い価格と爪ほどのチップで実現する。
カードはRSAとECの鍵をチップ内で生成・保管し、鍵が外に出ることはない。アクセスはPKCS#11とOpenSC経由で行う。小規模な認証局、コード署名、SSH鍵など、ラックマウント型のHSMまでは要らないが、ディスク上のファイルに置くのも避けたい用途に向く。Nitrokey HSMは同じ技術をUSBスティックにしたものである。
最も凝った機能はバックアップだ。鍵はデバイス鍵DKEKで暗号化してエクスポートでき、DKEK自体を複数の管理者に分割して持たせることも、しきい値付きにすることもできる。いわば鍵セレモニーの縮小版である。容量と速度は当然控えめで、1枚で毎秒数回の署名程度。銀行一行分は捌けない。