SIV(Synthetic Initialization Vector)
IVをメッセージ自体から導出するAEADモード。ノンスが再利用されても、安全性が完全には崩れない。
SIVは2006年にRogawayとShrimptonが発表し、2008年にRFC 5297として標準化された。IVは平文と関連データに対するPRFとして計算されるので、暗号化は決定的になり、同じ入力からは同じ出力ができる。代償は柔軟性である。
同じ入力が繰り返されても、観測者に分かるのは2つのメッセージが同一だったということだけで、鍵も平文も漏れない。GCMでノンスを再利用した場合に比べれば、はるかに穏やかな結果だ。2019年のGCM-SIV(RFC 8452)は、より性能のよい後継にあたる。