シングルメッセージシステム
1通のメッセージで購入の承認と計上を同時に行い、後からクリアリングファイルが続かないカード決済方式。
この方式はATMに由来する。現金を払い出してしまえば調整の余地は残らないので、資金移動の許可を求めるメッセージがそのまま移動も実行するのが理にかなっていた。STAR、NYCE、Pulseなど米国のPINデビットネットワークはATMネットワークから育ってこの設計を受け継ぎ、カナダのInteracも同様だ。Visaも同名のSMSを自社で運営し、従来のデュアルメッセージ方式と併存させている。ISO 8583ではメッセージタイプそのものに違いが現れ、0200は金融リクエスト、0100は単なるオーソリゼーションだ。
単純さの代償は柔軟性である。レストランのチップ、ホテルのデポジット、定額でプレオーソリを取るガソリンスタンドは、カードが承認された瞬間に金額が確定する方式とは相性が悪い。そのため両方式が、しばしば同じカード上で並存している。