Shoot-'Em-Up Construction Kit (SEUCK)
1987年にSensible Softwareが出したツールで、コードを1行も書かずにCommodore 64用の縦スクロールシューティングを誰でも作れるようにした。
Palace Softwareのレーベル、Outlawから発売されたSEUCKは、事実上エディタを組み込んだゲームエンジンだった。スプライトと背景タイルを描き、スクロールするステージを配置し、敵の攻撃経路と武器を設定して、全体を単体のプログラムとして保存する。1989年にはAmiga版とAtari ST版が続いた。
可能性と同じくらい限界もはっきりしていた。何を作ってもエンジン固定の物理とスコア計算を持つスクロールシューティングになるため、SEUCK製のゲームは遠目にも見分けがつく。それでも1つのシーンを生み、手作りのゲームが何千本もフロッピーや雑誌の付録ディスクで出回り、コミュニティは今もコンテストを開いている。のちにGameMakerを生む発想と同じ系譜である。