セルゲイ・スコロボガトフ(Sergei Skorobogatov)
詳細情報
- 所属
- ケンブリッジ大学
- 代表的業績
- 光学的フォールトインジェクション、iPhone 5c NANDミラーリング
ベンダーが「不可能だ」と言い張ることを、はんだごて片手に実演し続けるケンブリッジのハードウェア研究者。
2002年、スコロボガトフとロス・アンダーソンは、カメラのフラッシュと顕微鏡でチップ上のSRAMの個々のビットを反転できることを示した。光学的フォールトインジェクションは一つの研究分野になり、チップを外から探る手法と、チップを削って開ける手法の間を埋める「セミインベイシブ」攻撃に関する彼の博士論文がその基礎を築いた。
2012年には、軍用機器に使われるFPGAであるActelのProASIC3に文書化されていないバックドアがあると主張し、メーカーはこれをデバッグ機能だと反論した。2016年、サンバーナーディーノ事件のスマートフォンをめぐるFBIとAppleの争いの最中に、iPhone 5cのNANDフラッシュを複製し、パスコードの試行の合間に復元してみせた。FBIは不可能だと述べていた。使った機材は100ドル未満だった。