逐次一貫性
全ての操作が単一の大域的な順序で起きたように見え、かつ各プロセスの操作がそれぞれのプログラム順序を保つ一貫性モデル。ただし、その順序が実時間の順序と一致する必要はない。線形化可能性より弱い。
定義(レスリー・ランポート、1979年):結果が、全プロセスの操作をある逐次的な順序で実行した場合と同じになり、各プロセス内の操作は発行された順に並ぶこと。線形化可能性との違いは、順序が実時間を尊重しなくてよい点にある。実際には後に起きた操作を、各プロセスの内部順序さえ保てば、前に置いてもよい。実装は容易で安価になるが、直観には反する(書き込みが大域的には済んでいても、読み手が「古い」データを見ることがある)。マルチコアCPUのメモリモデルや分散システムの層で中心的な概念である。強さは線形化可能性(最強)と因果一貫性(より弱い)の間に位置する。