シュミットトリガ
しきい値を一つではなく二つ持つ入力回路。ノイズの多い信号がハイとローの間でばたつくのを防ぐ。
通常のデジタル入力には境界が一本しかなく、それより上なら1、下なら0と判定される。この境界付近をうろつく遅い信号やノイズの多い信号は、高速な切り替わりの連続として読み取られてしまう。シュミットトリガは、電圧が上側のしきい値を超えて初めてハイに切り替わり、下側のしきい値を下回って初めてローに戻る。この二つの差がヒステリシスで、ノイズを吸収する。
この回路は1934年、大学院生だったオットー・シュミットが、イカの神経繊維を伝わる信号を模倣しようとして発明した。現在では多くのマイコンのGPIO入力や、74HC14のような古典的なチップに組み込まれている。RCフィルタと組み合わせるのが、スイッチのチャタリング対策の定番である。