セーラ・メイクルジョン(Sarah Meiklejohn)
実際に買い物をして資金を追うことで、ビットコインは匿名ではなく仮名にすぎないと示した暗号研究者。
2013年、メイクルジョンはカリフォルニア大学サンディエゴ校のステファン・サヴェージらとともに『A Fistful of Bitcoins』を発表した。手法は実践的で、既知のサービスと数百件の取引を行ってアドレスにタグを付け、さらにヒューリスティックを組み合わせた。たとえば、お釣りのアドレスや、同時に入力として使われたアドレスは同一の所有者のものだ、といった具合である。
その結果、ビットコインの資金の流れの大部分を取引所やマーケットプレイスに結びつけられることが分かった。この論文はブロックチェーン分析産業全体の土台となり、Silk Roadやロス・ウルブリヒトをめぐる捜査にも活用された。こうした分析を妨げるために作られたMoneroのような通貨にも追い風を与えた。メイクルジョンはのちにUCLの教授となった。