サンドイッチ攻撃
暗号の前半と後半の間に薄い中間層を挟み込むブーメラン攻撃の変種。これで普通のPC上でKASUMIを破った。
2010年にオル・ダンケルマン、ネイサン・ケラー、アディ・シャミアが発表した。ブーメラン攻撃は暗号を2つに分け、それぞれに短い差分を対応させる。サンドイッチ攻撃は中央に3つ目の層(多くは1ラウンド)を加え、その確率を単独で計算する。帳尻合わせのように聞こえるが、そのままでは中央で食い違う差分をうまく組み合わせられるようになる。
標的は3GのA5/3に使われるブロック暗号KASUMIだ。関連鍵の設定で、約226個の選択平文により、2時間足らずで128ビットの鍵全体を復元した。ただし3Gでの暗号の使い方には関連鍵モデルが当てはまらないため、携帯網は無事だった。KASUMIの元になったMISTY1も影響を受けていない。壊れたのは、簡略化された部分だった。