ARX(加算・回転・XOR)はソフトウェアで高速に動き、ルックアップテーブルも要らないため、ChaCha20やSalsa20が採用している。弱点は、回転とXORが入力ペアの構造を保つのに対し、2nを法とする加算はそれを確率的にしか乱さない点にある。
この攻撃は2010年にDmitry KhovratovichとIvica Nikolićが記述した。互いに回転させたコピーになっている入力ペアを使うと、差分のパターンを高い確率で数ラウンドにわたって保てる。教訓は乾いている。三つの単純な演算から暗号を作るなら、誰かがその数を数えにくることを覚悟すべきである。