ROBOT攻撃
ROBOTは1998年のBleichenbacherのパディングオラクル攻撃を、2017年にRSA鍵交換を続けていたTLSサーバーに対して蘇らせたものである。
1998年、Bleichenbacherは、RSAで暗号化されたプリマスターシークレットのPKCS #1 v1.5パディングが正しいかどうかをサーバーが漏らすと、攻撃者がセッションを復号できるだけの情報になることを示した。対策のOAEPは既にあったが、多くのサーバーは移行していなかった。
2017年にHanno Böck、Juraj Somorovsky、Craig Youngは、20年近く経った後でも、FacebookやPayPalを含む複数の大手サービスに同じ手口が通用することを示した。エラー応答にほんのわずかでも差があれば、オラクルは成立する。対策はRSA鍵交換をやめることで、TLS 1.3は設計上それを実現した。