ロバート・M・リー
Dragos の創業者で、産業制御システムのセキュリティを、独自の脅威アクターを持つ一分野に育て上げた人物。
リーは米空軍のサイバー戦士官を務め、SANS の講座 ICS515 を作り上げたのち、2016年に Dragos を共同創業した。同社が扱うのは産業制御システムと OT だけで、電力網、製油所、浄水場などが対象である。彼の主張はこうだ。止められないシステム、「とにかくパッチを当てればいい」が生産停止を意味しかねない現場では、IT セキュリティの道具や反射神経はあまり当てはまらない。
2015年のウクライナ電力網への攻撃の分析に加わり、2017年には Dragos が、変電所の機器と直接通信するよう作られたマルウェア CRASHOVERRIDE と、石油化学プラントの安全系を狙った TRISIS を公表した。Ralph Langner の Stuxnet 分析を、産業規模に拡大したものと言える。