リチャード・クラーク
詳細情報
- 生年
- 1950年
- 役職
- 大統領特別顧問(サイバーセキュリティ担当、2001〜2003年)
- 著書
- Cyber War(2010年、ロバート・ネイクとの共著)
9.11の前にアルカイダを、「サイバー戦争」という言葉が一般化するずっと前にサイバー戦争を警告していたアメリカの官僚である。
クラークは三代の大統領のもとでホワイトハウスの国家安全保障会議に勤務し、2001年の同時多発テロ当時は対テロ調整官だった。9.11委員会では冒頭で遺族に謝罪し、「政府はあなた方の期待を裏切りました」と述べた。そうした官僚はそれまでほとんどいなかった。ハッカーの声に早くから耳を傾けた人物でもある。2000年2月にDoS攻撃が相次いだ後、クリントン大統領が業界関係者を集めた際には、L0phtのマッジが席に着いていた。
ブッシュ大統領のサイバーセキュリティ顧問としては「サイバー空間の安全確保のための国家戦略」(2003年)をまとめ、Cyber War(2010年)では、NotPetyaが現実のものにするより前に、国家による送電網や銀行への攻撃を描いた。スノーデン事件の後は、2013年のオバマ政権の検討グループに加わり、暗号を弱めるべきではないと助言した。