Resumability(レジューマビリティ)
Qwikフレームワークの概念。サーバーがアプリ全体の状態をHTMLにシリアライズし、クライアントは初期化コードを再実行せず、サーバーが止めた地点から実行を再開する。ハイドレーションは不要。考案はAngularの作者ミシュコ・ヘヴェリー、2022年。
SSR+ハイドレーションとは別物である。従来の方式ではクライアントがセットアップのコードを全部もう一度実行し(イベントリスナーの登録、状態の初期化)、いわゆる「ハイドレーション税」が重くのしかかる。Resumabilityでは、状態とイベントハンドラーをHTML属性(on:click)に直列化しておき、JSは操作があったときにだけ遅延ロードする。その結果、アプリの規模にかかわらず、ReactやVueより操作可能になるまでが速い。代償は、独特な考え方に慣れる必要があること、コミュニティがReactより小さいこと、JSが小さなチャンクに細かく分かれることだ。2024年時点ではまだニッチだが、技術的には見事である。