リフレクション攻撃(暗号解析)
ラウンド鍵が逆順で再び現れる構造を突き、暗号の一部が別の一部を打ち消してしまうことを利用する攻撃。
2008年にOrhun Karaが手法として定式化し、代表例としてGOST 28147-89が挙げられた。GOSTは8個のサブ鍵を順方向に3回、最後に逆方向に1回使う。24ラウンド後の状態で左右の半分が等しい(Feistelの入れ替えの不動点になる)と、最後の8ラウンドが17〜24ラウンドの暗号化をちょうど打ち消し、実質16ラウンドの暗号に縮んでしまう。
2011年にTakanori Isobeがこの観察を使い、フルラウンドGOSTへの初の単一鍵攻撃を構築した。計算量は約2224で実用的ではないが、GOSTがISO/IEC 18033-3に採用されない一因になった。スライド攻撃の近縁で、どちらも鍵スケジュールの対称性を突く。