RED暗号
1930年代の日本外務省の外交暗号機。米国の暗号解読者に破られ、PURPLEに置き換えられた。
REDは、PURPLEの前に外務省が使っていた電気機械式の暗号機である。エニグマのようなローターではなくステップスイッチで文字を撹拌する方式で、仕組みは別物だが、解読不能というわけではなかった。
米陸軍の信号情報部は1930年代後半にREDを解読した。この経験はREDの後継であるPURPLEへの取り組みにも生きた。暗号機の強さは、解読者がその構造をどこまで理解しているかで決まる、という教訓である。