QoSシェーパー
超過したトラフィックを捨てずにバッファに溜めて遅らせ、出力レートを目標値に平滑化するQoSの仕組み。バースト的なTCPにはポリサーより向いている。
ポリサーとの違いは、シェーパーが(設定した大きさの)キューに溜めることだ。遅延は増えるが破棄は最小限に抑えられる。典型的な使い道はWAN回線で、上り帯域の約90%に送信を絞っておけば、プロバイダ側のポリシングに引っかからずに済む。トークンバケットも使われるが、超過分は破棄ではなくバッファに回される。LinuxのtcのHTBが標準的なシェーパーである。
注意すべきはバッファブロート。大きなキューにまずいアルゴリズムが重なると、遅延が壊滅的になる。CAKEやfq_codelはシェーピングとスマートなキュー管理を組み合わせ、低遅延と帯域の有効利用を両立させる。