CAKE
Common Applications Kept Enhanced。シェーピング、fq_codel、DiffServ による優先制御、ACK 間引きをまとめた Linux の qdisc で、オールインワンの QoS 解決策である。
OpenWrt ルーターでは既定で、家庭向けネットワークでも採用が増えている。帯域上限を上り回線速度のわずか下に設定することで、キューによる末尾遅延を最小化する。ACK 間引きは上り方向の冗長な TCP ACK を落として余計なトラフィックを減らし、ホスト単位の公平性により1台の端末が帯域を独占することも防ぐ。
設定例は tc qdisc replace dev eth0 root cake bandwidth 100mbit。効果は測定でき、バッファブロートのテスト(waveform.com、dslreports)で、200 ms 超だった末尾遅延が CAKE の設定後は10 ms 未満になる。家庭用ルーターのチューニングでは定番の推奨である。