プロテクションリング
プロセッサの特権レベルの階層。リング0はすべてを許され、リング3はほとんど何も許されない。
x86には4つのリングがあるが、実際に使われるのは二つで、カーネルがリング0、すべてのプログラムがリング3で動く。リング1と2はドライバ用を想定していたものの、ほぼ未使用に終わった。特権レベルが二つしかないアーキテクチャへの移植が簡単だったこともあるが、期待された利点がそもそも得られなかったことも大きい。
その後このモデルは上にも下にも拡張された。ハードウェア仮想化によりリング0の下にモード(通常リング−1と呼ばれる)が導入され、ハイパーバイザはそこで動く。さらにその下にSMM(システム管理モード)があり、ファームウェアが使うこの領域はOSから見えず、阻止もできない。そのため最も発見しにくい攻撃の格好の標的になっている。