ポリサー Policer
上限を超えたパケットを即座に破棄(または再マーク)して、トラフィックを制限内に収める仕組み(ポリシング)。シェーピングと違いバッファしないため、遅延は小さいが挙動は荒い。
仕組みは、CIR(認定情報速度)とバースト許容量を持つトークンバケットである。トークンを得られなかったパケットは破棄されるか、優先度を下げられる(DSCPの再マーク)。利点は単純で、バッファも遅延もないこと。受信側ポートで顧客のSLAを強制するのに向く。
欠点は、強制破棄がTCPの再送とのこぎり状の挙動を招き、スループットの面ではシェーピングより不利なことだ。典型的な用途は、事業者による顧客の入口での制限や、DDoS対策での特定フロー種別のレート制限である。経験則は、入口ではポリシングして早めに捨て、出口ではシェーピングしてリンクの前でならす。同じQoSポリシーで併用されることも多い。