Pine(メールクライアント)
詳細情報
- 作成者
- ワシントン大学
- 公開
- 1989年
- 種類
- メールクライアント
- 後継
- Alpine
ワシントン大学が作った、普通の人向けのメールクライアント。エディタpico、ひいてはnanoの源流でもある。
Pineは1989年に登場し、コンピューター科学者ではない職員や学生を対象にしていた。メニューは少なく、コマンドは画面下部に表示され、ヘルプはあちこちにあった。名前は「Pine Is Not Elm」の略とされ、のちに「Program for Internet News & Email」と読み替えられた。同大学はIMAPサーバーも並行して開発しており、PineはIMAPを実用的にしたクライアントの一つとなった。
内蔵エディタのpicoは、メールの枠を超えて広まった。ところがライセンスは自由ではなく、同大学は改変版を禁じたため、DebianはPineをメインアーカイブに入れられなかった。これがきっかけで、GNUはpicoの自由な代替としてnanoを書いた。2007年に後継のAlpineがApacheライセンスで公開されたが、多くのユーザーにとっては20年ほど遅すぎた。