ピーター・モンゴメリー(Peter Montgomery)
その乗算法と曲線の形が、ほぼすべての暗号ライブラリの内部で使われている米国の数学者。
モンゴメリー(1947〜2020年)は1985年、除算を使わずに剰余乗算を行う方法を発表した。数を別の表現に移すことで、剰余計算をシフトと加算に置き換える。モンゴメリ乗算は今や、事実上すべての RSA や Diffie–Hellman のコードの中にある。
1987年には、実は素因数分解の高速化を狙って、彼の名を冠する曲線の形式と「ラダー」を記述した。ラダーは鍵のビットによらず同じ演算を行うため、タイミングによる盗み見がしにくい。ベルンシュタインが Curve25519 にモンゴメリ曲線を選んだ理由である。彼のブロック・ランチョス法は数体ふるい法の標準的な線形代数のステップとなり、1999年の RSA-512 の解読にも使われた。