PaX Team
ASLRを生み出し、今やあらゆるOSが備えるエクスプロイト緩和策の多くを形作った Linux パッチ、PaX の匿名開発者。
PaX は2000年に登場し、NXビットを持たなかったx86にPAGEEXECとSEGMEXECという工夫で実行不可メモリをもたらした。アドレス空間配置のランダム化(ASLR)は2001年に続き、Windowsは2007年の Vista で採用して、今ではどこにでもある。MPROTECT制限は、書き込み可能なメモリを後から実行可能に変えることを防ぎ、2015年のRAPはROPへの直接の回答だった。
このパッチは Brad Spengler の grsecurity と並んで配布された。その名の背後にいる人物は、今も公には特定されていない。2017年以降、パッチは一般には入手できなくなったが、Kernel Self Protection Project が何年もかけて、その考え方を一つずつ本流のカーネルへ取り込んでいる。