Path MTU Discovery
経路全体で通せるパケットの最大サイズを調べる方法。送信側が「分割禁止」フラグを立て、転送できないルーターがICMPで知らせてくれることを前提にする。
この通知が届かないとPMTUブラックホールが起きる。症状は見間違えようがない。pingは通り、SSHのログインも成功するのに、実際にデータを流し始めた途端にすべてが固まる。原因はほぼ決まって、行き過ぎたセキュリティ意識でICMPを全部遮断したファイアウォールで、「fragmentation needed」が届かなくなっている。カプセル化で使える容量が削られるPPPoE接続やVPNトンネルは典型的な被害者だ。実用的な対処は、ルーターでのMSSクランプ(ハンドシェイク中にTCPのセグメントサイズを書き換える)である。IPv6ではルーターがフラグメントを行わないため、PMTUDは必須であり、問題もそれだけ深刻になる。