パーティションド・コンボリューション(分割畳み込み)
長いインパルス応答をブロックに分け、それぞれをFFTで畳み込む手法。コンボリューションリバーブを現実的な負荷で、ほぼ遅延なしに動かせる。
直接畳み込みでは、出力1サンプルごとにインパルス応答のサンプル数だけ乗算が必要になる。48 kHzで3秒の大聖堂なら、1サンプルあたり約14万4千回だ。FFT畳み込みは桁違いに安いが、ブロック1つ分が溜まるまで待たねばならず、インパルス応答と同じ長さのブロックでは数秒の遅延が生じる。
解決策は、インパルス応答を刻むことだ。等しいサイズのブロックなら遅延はブロック1つ分で済み、過去のブロックで計算したスペクトルも再利用できる。ビル・ガードナーは1995年、さらにゼロ遅延まで到達する方法を示した。応答の冒頭はFIRフィルターとして直接畳み込み、後ろへ進むごとにブロックサイズを倍にしていく。AltiverbからブラウザのConvolverNodeまで、どれもこの何らかの変種で動いている。