IT用語集 › AI & 機械学習 › Nuance Communications
口述入力ソフトDragonで知られる米企業。約20年間、商用音声認識の代名詞に近い存在だった。
実体はScanSoftで、音声業界の大半を買収して膨らんだ会社だ。2001年にDragon NaturallySpeakingを、2005年には競合のNuanceを買い、その社名を引き継いだ。さらに多数の小規模企業を取り込んだ結果、口述入力、電話の音声メニュー、車載音声操作でほぼ独占状態になった。
2011年にAppleがSiriを発表したとき、認識エンジンがNuance製であることは公然の秘密だった。最も収益性が高かったのは医療用の口述入力で、Microsoftが2022年に約197億ドルを払ったのもこの分野である。その頃にはディープラーニングが、従来技術の多くをコモディティ化していた。