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MDCT(修正離散コサイン変換)

プログラミング Svenska → 更新: 2026-10-29

1990年代以降のほぼすべての非可逆オーディオコーデックの土台となっている、重なり合う周波数変換。

コーデックは音声をブロックに区切り、耳が注目する部分にビットを割り当てたいが、ブロックの境目が硬いとクリック音が出る。MDCTは半分ずつ重なるブロックを使う。各ブロックが出力する係数はサンプル数の半分しかないためデータレートは増えず、時間領域に生じるエイリアシングも、隣り合うブロックを足し合わせると打ち消し合う。この原理、時間領域エイリアシングキャンセレーションは、ジョン・プリンセンとアラン・ブラッドリーが1986〜87年に発表した。

ドルビーデジタル、MP3(フィルターバンクとのハイブリッド)、AAC、Vorbis、Opusがいずれもこれに依存している。弱点はプリエコーで、量子化ノイズがブロック全体に広がるため、鋭いドラムの打音の直前にかすかなヒスが聞こえる。そのためコーデックは、トランジェントが来る場面では短いブロックに切り替える。

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