IT用語集 › セキュリティ › MD2
ロン・リベストによるMDファミリー最初のハッシュ関数。8ビットプロセッサ向けで、遅さもそれ相応だった。
MD2は128ビットのダイジェストを出力し、円周率の桁から作った置換表を使ってバイト単位で処理する。スマートカードや小型プロセッサを想定した設計で、32ビット機でずっと高速に動くMD4とMD5がすぐ後に続いた。
それでもMD2はPKIに居座った。1990年代のルート証明書のいくつかはmd2WithRSAEncryptionで署名され、このアルゴリズムで新しくコードを書く者がいなくなってからも、ブラウザの信頼ストアに残り続けた。2004年に原像攻撃が登場して2008年に改良され、2011年にはRFC 6149がMD2を正式にHistoricへ移した。IETFなりの「安らかに眠れ」である。